英アカデミー賞『ROMA/ローマ』が作品賞など2冠

ごきげんよう。 英アカデミー賞『ROMA/ローマ』が作品賞など2冠 英アカデミー賞、Netflix映画『ROMA/ローマ』が作品賞など2冠 英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)による英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)の授賞式が10日、ロンドンで行われ、1970年代のメキシコ市を舞台にしたアルフォンソ・キュアロン(Alfonso Cuaron)監督の半自伝的映画『ROMA/ローマ(Roma)』が作品賞と監督賞に輝いた。 以前に「自滅を加速させる米映画館チェーンの「ローマ」除外」で取り上げたが、『ROMA/ローマ』が英国でアカデミー賞の作品賞と監督賞を獲得した。『ボヘミアン・ラプソディ』を押さえての作品賞は中々にインパクトがある。 アメリカの第91回アカデミー賞は2月24日 第91回アカデミー賞特集(2019年) > 全部門ノミネート・作品賞 2月24日にはアメリカの第91回アカデミー賞が発表となる。『ROMA/ローマ』もノミネートされているのでこちらも注目だ。

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自滅を加速させる米映画館チェーンの「ローマ」除外

ごきげんよう。 米映画館チェーン「ローマ」除外 米映画館チェーン、アカデミー賞ノミネート記念上映から「ローマ」除外 アメリカの映画館では、アカデミー賞授賞式前に、作品賞にノミネートされた全作品を再上映するのが慣習となっている。今年ノミネートされた10作品のうち、いずれの特集でも「ローマ ROMA」だけ外れている。「ローマ ROMA」は米ストリーミング大手Netflixのオリジナル映画で、同社は米興行界が最も嫌がる劇場公開とストリーミング配信を同日に行うことで知られている。 アメリカの映画館チェーンが既得権益にしがみつき、必死に抵抗している様が目に見えてわかる事態となっているようだ。作品の質よりも他の事情を優先している時点で、アメリカの映画館チェーンの未来は暗いだろう。 Netflixの加入者を増やしている 興行界にとっては、劇場公開とネット配信開始とのあいだの“シアトリカルウィンドウ”の維持が第一義であることは理解できるものの、「ローマ ROMA」をアカデミー賞特集のラインナップから外したことで、むしろNetflixの加入者を増やしているのではないかという声もある。 正鵠を得た指摘だろう。それが理解できずにNetflixの囲い込みを支援してしまう「ローマ ROMA」だけ外す悪手を取っている興行界は自滅への道を加速させているように思う。 アカデミー賞 アカデミー賞授賞式は2月24日(現地時間)、米ロサンゼルスのコダック・シアターで行われる。 「ローマ ROMA」が…

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マーベルの巨匠スタン・リー、95歳で死去

ごきげんよう。 スタン・リー スパイダーマン、X-メンなどの生みの親。マーベルコミックの代名詞的人物。多くの実写映画の製作総指揮も務める。よくカメオ出演することでもおなじみ。来日もしており、2017年にも来日もしている ゲーム スパイダーマン 代表作ともいえるスパイダーマン。ちょうどゲームが評判になっていた。スパイダーマンが縦横無尽にニューヨークを動き回るだけで面白いゲームだ。売上記録を相次いで更新したという記事も出ている。コミック、映画、ゲームと様々に展開されて愛されるキャラクターであることが如実にわかるともいえる。なお、ゲームでもカメオ出演している。 映画 デッドプール 映画デッドプール2でもスタン・リーはカメオ出演している。スパイダーマンのゲームよりは前だが、実写という意味ではこちらが最後となるだろうか。 DC映画 ティーン・タイタンズ・ゴー!トゥ・ザ・ムービーズ マーベル巨匠スタン・リー、DC映画に念願のカメオ出演! DC映画『ティーン・タイタンズ・ゴー!トゥ・ザ・ムービーズ(原題) / Teen Titans Go! To The Movies』に声優としてカメオ出演している。マーベルの枠まで飛び越えての活躍は話題になった。 スタン・リー、95歳で死去 スタン・リー、マーベルコミックスのリアルライフスーパーヒーロー、95歳で死去 世界中の漫画愛好家に実生活のスーパーヒーローをもたらしたスタンリーは死亡した。彼は95歳だった。 彼は世界を楽…

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映画「シン・ゴジラ」を観た

ごきげんよう。 シン・ゴジラ シン・ゴジラを観た。面白い。 思う所が色々とあったので、感想をまとめておきたい。 災害としての巨大生物 日本に災害として巨大生物が襲来したらどうなるのか。それをフィクションでシミュレーションした映画だ。ゴジラシリーズでは怪獣同士の対決が多いが、今回はゴジラの原点回帰のテーマともいえる。目的はゴジラをなんとかすること。シンプルで良い。 安心できる有能な内閣 現実ではとてもではないが安心できない内閣の時代もあった。具体的には民主党政権時だ。首相が「私は放射能には詳しいんだ」「腹案がある(腹案は無い)トラストミー」などと言っていたら、バッドエンドまっしぐらで途中で見ていられなくなったかもしれない。一方でシン・ゴジラの内閣は有能だ。やるべきことをやり、非常時の判断を素早く行える。役に立たない御用学者との話は即座に切り上げ、変り者でも有能な人材をかき集めることが出来る。そして連携して最善となるように行動に繋げられる。 自衛隊 登場した自衛隊員は上官も末端も例外なく有能で覚悟と使命感を持っていることを感じさせる。自衛隊の武装も現実に則っており、巨大生物に対抗するならそうするだろうと思える対応を適切に行っている。またシビリアンコントロールが徹底されている描写も素晴らしい。自衛隊の描かれ方には現実味と好感が持てる。一方で巨大生物相手に無力なのは物語としては正しいのだが、切なさを感じてしまう。 ゴジラの解析 ゴジラが無双状態で打つ手なし…

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映画「ジャック・リーチャー: Never Go Back」を観た

ごきげんよう。 ジャック・リーチャー: Never Go Back 2012年のサスペンス・アクション映画「アウトロー」の続編となる「ジャック・リーチャー: Never Go Back」を観た。 小説「ジャック・リーチャー」シリーズの映画化作品。主演は引き続きトム・クルーズが演じる。 導入 前作「アウトロー」を観ているので、何か繋がりがあるかもと思ったが特になかった。今作はよくわからない乱闘騒ぎから始まるが、電話が効果的に使われているのが印象に残った。 ターナー少佐 導入に名前だけ登場かと思っていたターナー少佐は引き続き出番有りなのは意外だった。それどころか会いに行くとなると、導入は二重の意味でちゃんとやっていたかと感心した。 ソロプレイは終了 前作では大方はソロプレイで最後だけ助っ人を持ってきた。今作ではソロプレイと思わせて、早々にターナー少佐と二人プレイに突入する。しかもそれすらも振りで、二人どころか、娘が加わり三人プレイ。恋人プレイから家族プレイに早変わり。前作とは違う方向性で良いのではないだろうか。 追いかけっこと煽り合いとコソ泥 ひたすらに追いかけっこと電話での煽り合いをする。追跡者が時々で単独だったりチームだったりしたのはツッコミ待ちの部分だろうか。電話での煽り合いは基本意味は無い。事件に首を突っ込むのなら、準備があってしかるべきだと思うのだが、行き当たりばったりの逃亡者設定のせいで常にコソ泥をするのだが、そのせいで全般…

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映画「アウトロー」を観た

ごきげんよう。 アウトロー 2012年のサスペンス・アクション映画「アウトロー」を観た。 小説「ジャック・リーチャー」シリーズの映画化作品。 4年後には「ジャック・リーチャー: Never Go Back」という続編も制作されている。 主役のジャック・リーチャーはトム・クルーズが演じる。1962年7月3日生れで年齢も56歳だが、魅力は陰らない。 導入 殺人事件の容疑をかけられた元米軍軍人が「ジャック・リーチャーを呼べ」と要求。要求をどうするか検討している段階でジャック・リーチャーのほうから来て事件に関わりだす。 洞察 殺人事件について、あれこれと洞察しながら捜査を行う。一つ一つの洞察について確かに疑問を感じるのを共感しながら進むことができる。犯人側の対応が雑に感じしてしまうのは洞察が優れていることもあるが、実際雑だからだ。途中からはサスペンスは放り投げられてしまうが、それはアクションに切り替わったと考えるべき。 西部劇か時代劇か 悪事を暴き、裁きを下すという大きな流れがあり、それは西部劇か時代劇であるかのようだ。同時にクライマックスでは一気呵成に出合え出合えで人が出てきて死体の山になるのも西部劇か時代劇のように感じる要素なのかもしれない。クライマックスはご都合主義が強めだったけど、許容範囲内だろう。 エピローグ 殺人事件の容疑をかけられた元米軍軍人はどうなるのか。上手い演出でエピローグとしている。さすがはプロだと称賛しておきたい…

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映画「ゴッド・ファーザー」を観た

ごきげんよう。 ゴッド・ファーザー ゴッド・ファーザー コッポラ監督の代表作品にして不朽の名作。 アメリカで活動するコルレオーネ一族はシチリア人家族で組織犯罪を運営している所謂マフィア。その血なまぐさい盛衰が描かれている。 いびつな家族 家族の結びつきを描いているが、マフィアであることを忘れてはいけない。好き好んで暴力を行使しているにも関わらず自身に暴力が及んだ時だけ悲劇ぶるのは滑稽であり自業自得だろう。その自業自得を踏まえた上でマフィアを裏家業と定義してそこから脱却を試みるという視点については一定の納得と同意ができる。息子が裏家業と表稼業をそれぞれ進もうとしているのを父親としてゴッド・ファーザーとして受け入れているというのは興味深い。 自己定義と他者定義 ゴッド・ファーザーとしての人から要望を聴いているとき「我々は殺人者ではない」と定義しつつも他者からは殺人を依頼される。穏便に事を勧めたいと希望しながらも身内を殺される。自己定義は必ずしも現実に即しているとは限らない。現実に合わせる形で変わらざるを得ないものだろう。 イタリアン とにかく身内で集まる。集まると歌って踊る。挨拶がわりに抱き合う。隙あらばタバコと酒。飯は美味そう。シチリアマフィアとはいえ、イタリアン要素というのか、ステレオタイプともいえるものを存分にぶち込んできている。素直に受け入れるべきだろう。 殺しの作法 大人数で対面して礼儀正しく挨拶を交わした後は素直に撤収する。一…

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映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 III 暁の蜂起」を観た

ごきげんよう。 映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 III 暁の蜂起」を観た 機動戦士ガンダム THE ORIGINの映画化第三弾。映画としての評価は別なのだが、スターウォーズエピソード1,2,3でダースベーダーこと、アナキンに失望したように、シャアに失望する内容を含んでいる。 力の入ったあらすじ紹介 ジオンの歴史とともにをTHE ORIGINの第一作第二作を駆け足で振り返っている。ハイライトシーンの抽出は相変わらず上手い。第三作からみてもほとんど問題にならないほどに力を入れている。丁寧な出だしは好感が持てたし、期待もできた。 後付け感の強すぎるそっくりさん入れ替え 原作のTHE ORIGINを読んだ時もすぐに思ったことで、だれもが真っ先にツッコミを入れるであろう後付け感が強すぎるキャスバル・ダイクンのそっくりさんシャア・アズナブルの登場と入れ替え。都合が良すぎる設定に苦笑いしながら受け入れ、それにキシリア機関が気が付かない間抜けぶりは呆れながら受け入れることにする。 演説は素晴らしい ギレン・ザビは今作でも演説している。なかなか良い演説だ。続いてドズル・ザビも士官学校の校長として演説のようなことをしているが、なかなか真っ当なことを言っている。ザビ家は独裁を取ったが有能ではあったことが示されている印象的な場面ではないかと思う。 モビルスーツ開発前夜 ギレンとミノフスキー博士のやり取りはなかなかに痺れる。正しく真っ当…

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ゴールデングローブ賞はセクハラの抗議会場に成り果てた

ごきげんよう。 ハリウッドのセクハラ問題 ハリウッドのセクハラ問題はかなり話題になっている。まとめができるくらいに深刻なようだ。 ハリウッドに激震!セクハラ騒動まとめ 内容は幅広く、パパラッチからレイプまで様々。明るみに出し尽くして解決すべき問題であるだろうことは明らかだ。別にハリウッドだけの問題でもないだろうが、ハリウッドで大きく取り上げることでセクハラ自体の認識が広がり被害の洗い出しと解決の一助となることは期待できるだろう。徹底的にやってほしいところだ。 セクハラに対する対応 セクハラについては啓蒙や事前防止策は業界で、犯罪の範疇に含まれるものについては司法で対応するべきだ。業界の動きが鈍いのであれば抗議をすべきだろう。マスメディアを通したインタビュー記事や所属団体を通じての声明、警察、司法へ訴えるなど、やりようは色々とあるだろう。ハリウッド業界を盛り上げつつも、セクハラ問題の解決が進むように頑張ってほしい。 ゴールデングローブ賞 ゴールデングローブ賞の授賞式で性的加害行動とその容認や沈黙を糾弾する「タイムズ・アップ」運動の支持表明で黒いドレスやスーツ、ピンバッジをつけていた。 ゴールデングローブ賞でスターの衣装は黒、黒、黒 性的暴力に抗議 しかし授賞式での抗議は支持できない。 ゴールデングローブ賞をセクハラの抗議活動の宣伝会並みに出演者たち自身で価値を下げていることに気づいていないのだろうか。どんな作品や俳優が受賞したかより、だれが抗議に参加したかのほう…

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映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 I 青い瞳のキャスバル」を観た

ごきげんよう。 映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 I 青い瞳のキャスバル」を観た。 ガンダム世界の政治と陰謀と独立戦争の初端となる物語。 冒頭のルウム戦役は、原作漫画機動戦士ガンダム THE ORIGIN14巻、それ以外は機動戦士ガンダム THE ORIGIN9巻を丸々アニメ化した形です。なぜ1巻からにしなかったのか。答えは明白で、有る程度は時系列に物語を進めるためでしょう。9巻は「シャアとセイラ編 前編」で子供時代のシャアとセイラを中心に描かれています。また、これはファーストガンダムには無かったTHE ORIGINのオリジナルストーリーであり、戦争以前の政治と陰謀の話であることも、ファーストガンダムとの差別化の意味もあったと考えます。 まず、冒頭のルウム戦役ですが、これもTHE ORIGINで始めて映像化されたものです。シャアの強さを前面に押し出し、ジオンがモビルスーツ戦という戦争におけるパラダイムシフトを遂げており、連邦が完全に乗り遅れていることを如実に示すものとなっています。ジオンの戦果は圧巻であり、戦争における初端としては犠牲を伴いつつも非常に大きなものであることを映像化したのは、ファーストガンダムと異なり、個人の視点ではなく、国家の視点で描いているという違いが現れたといえるでしょう。もちろん、この戦闘にはシャアは登場しても、アムロは登場しません。 ルウム戦役はハイライト的な短さで、本編はジオン公国を名乗る前の…

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