ごきげんよう。
「あのZoomと間違われた?」株価ストップ高のズームとは
「あのZoomと間違われた?」株価ストップ高のズームとは
東証ジャスダック市場に上場するズーム<6694>の株価が、2020年6月5日に前日終値の1900円から一気に400円値上がりし、午前9時15分に2300円のストップ高となった。業績や新製品、M&Aなどで特に材料視される内容はなく、株式市場では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による在宅勤務やリモート会議の普及で急成長するビデオ会議アプリサービスの米Zoomと勘違いされているとの見方がもっぱらだ。
株式市場では良くある同名買い。それがズームで起こったようで面白い。
注意喚起
ズームも自社のホームページで「当社はビデオ会議サービスを運営する米国のZoom Video Communications, Incとは一切関係ありません。ご注意下さい」と注意喚起している。
丁寧に自社のホームページで注意喚起しているのも面白い。
間違われて迷惑?
「同名買い」は「有名企業と間違われてラッキー」と無名企業が喜ぶケースが多いが、今回は間違われた日本のズームに高いブランド力や知名度があるため「間違われて迷惑」が正直なところだろう。これを縁に日本のズームがビデオ会議専用マイクを製造して米Zoomが自社ブランドで販売する、あるいは日本のズームが米Zoomの公式マイクを発売するというコラボレーションが実現すれば、大きな話題になるだろう。
間違われて迷惑と思われているかは微妙な所だが、戸惑っているのは想像に難しくない。いっそコラボというのは行き過ぎで、そんな企画の可能性は流石に低いように思う。ただそれだけに実現したら話題にはなるだろう。
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