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ゲーム条例パブコメ、同一IPアドレスからの送信が多数？ 原本公開で“工作疑惑”広がる → 香川県議会に見解を聞いた
ゲーム条例パブコメ、同一IPアドレスからの送信が多数？ 原本公開で“工作疑惑”広がる → 香川県議会に見解を聞いた
“賛成パブコメ”の大半が同一のプライベートIPアドレス（192.168.7.21）から送られていたことから、ネット上では「県庁のネットワーク内から大量の賛成票が送られていたのではないか」と疑う声が。なぜ同一のIPアドレスが複数表示されていたのか、香川県議会事務局に聞きました。
“賛成パブコメ”の大半、同一プライベートIPアドレス（192.168.7.21）という2点が重要だ。それを念頭に置いて順番に確認していこう。
香川県議会事務局の回答
「香川県議会ホームページにご意見・お問い合わせというフォームがあり、そこから送られたものを印刷するとどれもこのような表示になります」（議会事務局）
パブコメ原本にあったのと同じ【氏名】【住所】【ご意見・ご感想】といった文面が既にフォームに入力されており、一連のパブコメについては確かにこのフォームから送られたものと考えてよさそうです。
ただ、パブコメの送付方法についてはもともと「郵送（令和2年2月6日消印有効）、持参、FAX、電子メールで」と指定されており、「ホームページの『ご意見・お問い合わせ』フォームから送信」という方法は指定にありませんでした。
「郵送（令和2年2月6日消印有効）、持参、FAX、電子メールで」と指定されている点に言及していないことには不信感を抱かざるを得ない。少なくとも、ご意見・お問い合わせというフォームが有効なら事前に告知して然るべきだろう。
ゲーム条例のパブコメ「原本」が開示 多数を占めた賛成意見「全く同じ文章」が何パターンも 香川
ゲーム条例のパブコメ「原本」が開示 多数を占めた賛成意見「全く同じ文章」が何パターンも 香川
同じ内容の賛成意見を重ねると束に…
ほぼ同じ文言の、1行だけの文章が目立った
メール送信日時は短時間で連なる
怪しさ満点でツッコミどころだらけな状態だ。同一人物、同一団体の工作が疑われても致し方ないだろう。
香川県ゲーム条例へのパブコメが192.168.7.21から大量に届いた状況を解説してくれる人々
香川県ゲーム条例へのパブコメが192.168.7.21から大量に届いた状況を解説してくれる人々
“賛成パブコメ”の大半、同一プライベートIPアドレス（192.168.7.21）という2点だが、香川県議会事務局が無能であることは疑う余地がない。なぜなら、本来表示すべきIPアドレスはプライベートではなく、リモートホスト側のIPアドレスにするのが常識だからだ。そうでなければ表示されるのは同一プライベートIPアドレスとなるので、全く意味がない。その点で香川県議会事務局は無能を晒している。ただリモートホスト側のIPアドレスが表示されていれば同一送信先かどうか判断できるので、あえてプライベートIPアドレスを表示してごまかしている可能性もある。ただの無能か、無能な確信犯かのどちらかだ。有能な確信犯ならそもそもIPアドレス自体を表示しない。
同一プライベートIPアドレスの“賛成パブコメ”の大半の扱い
議会の条例検討委員会はパブリックコメントは「多数決ではない」としていますが最終会合では、「賛成も多いし早く採決しよう」と促す声があり、20分で審議は打ち切られたということです。
同一プライベートIPアドレスの“賛成パブコメ”の大半について、信用に値しないと見るべきだろう。同一人物、同一団体の工作が疑われるのが当然の惨状だ。議会の条例検討委員会では工作が有効だったという実績が積みあがってしまった残念な例となったと見るべきだろう。今後、なんらかの対応を取るのか注目したい。
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