「売却は苦渋の決断だった」メルペイのOrigami買収

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ごきげんよう。

【独自】「売却は苦渋の決断だった」メルペイのOrigami買収の舞台裏

【独自】「売却は苦渋の決断だった」メルペイのOrigami買収の舞台裏
既報のとおり、決済サービス「Origami Pay」と「メルペイ」は今後統合される見通しだ。

Origamiはキャンペーンではよく利用させてもらった。チャージ要らずでポイント還元が即座に値引きとなる即応性が高いQR決済だった。

Origami Payの加盟店は累計19万カ所。競合であるPayPayは185万カ所超

Origami Payの加盟店は累計19万カ所。競合であるPayPayは185万カ所超(2020年1月17日時点)。売却先であるメルペイも約170万カ所(iD決済約90万カ所+コード決済約80万カ所、いずれも2019年9月時点)と、大きく差が開いている。

規模の違いが如実に数字に表れている。淘汰されるべくして淘汰されてしまった感がある。

業界再編の様子は注視

競争激化が原因とはいえ、企業価値が毀損されたまま資金ショートによる売却という結果は、同社の努力が一歩叶わなかったことに他ならない。もちろん、還元激化の環境下で今後“第2、第3のオリガミ”が出てくることは想像に難くなく、業界再編の様子は注視していく必要がある。

ユーザビリティを考えれば、QR決済はもっと淘汰されるべきだろう。業界再編が進むことはユーザーとしては喜ばしいことだ。ただ、安全性がおざなりにされた7payという例もある。各サービスには統合を目指すことと共に、質に注力してほしい。

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