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東京五輪で「時給1600円」派遣募集 ボランティアとどこが違う?組織委に聞くと...
東京五輪で「時給1600円」派遣募集 ボランティアとどこが違う?組織委に聞くと...
2020年東京五輪で時給1600円の派遣の仕事などが求人情報誌にあったことについて、大会ボランティアとどう違うのかと、ネット上で話題になっている。
本来、ボランティアは「自主的」という意味で無給という意味ではないのだが、日本では「やりがい搾取される無給労働力」扱いされてしまっているのが問題だと思う。
ボランティアとパソナの派遣スタッフ
ボランティアは、大会期間中に業務のサポートを行い、日数や時間も本人の自由意思で決められると言う。これに対し、パソナの派遣スタッフは、所定の勤務条件で働く労務だとし、働く日数や時間も違うと説明した。
日数や時間も本人の自由意思で決められると無給になるなどという話はどこから出たのか。当然の話だが、ボランティアが無給の理由にはならない。
大会運営に関わる役割は一緒
「大会運営に関わる役割は一緒です」として、ボランティアと派遣スタッフの作業が重なっていることを認めた。派遣スタッフは、ボランティアの統括もしないという。不公平ではないのかとの指摘については、「ボランティアの方は、役割を自主的にやっておられますので、そうしたことはないですね。すごく意欲的に、一生に一度のことだとポジティブに研修に臨んでおられます」と否定した。
「自主的」と「無給」は別の問題。ボランティアが「やりがい搾取される無給労働力」扱いされているのがよくわかるコメントだ。
金はあってもボランティアは無給
ボランティアが無給の理由が金がないというのなら、多少の理解を示すことはできる。しかし、有償のアルバイトを広告を打って大々的に集めて雇うだけの金があるのなら話は別だ。ボランティアが無給の理由は何だろうか。答えは「やりがい搾取される無給労働力」だからだ。ふざけた話だが、ボランティアが無給で良しとしている限りはこれが続く。
東京五輪ボランティアは奴隷未満のタダ働き以下
東京五輪ボランティアは奴隷未満のタダ働き以下
東京五輪ボランティアは交通費及び宿泊が自己負担・自己手配になる上、奴隷のような扱いではないかと指摘したが、今回は福利厚生付き有償アルバイトが登場して、扱いが如何に悪いか比較しやすくなったと思う。「やりがい搾取される無給労働力」は今後のためにも厳しく指摘しなければならないだろう。
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