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「八ツ場ダムで民主党批判はナンセンス」 立民幹事長が反発
「八ツ場ダムで民主党批判はナンセンス」 立民幹事長が反発
利根川の氾濫防止に寄与した八ツ場ダム(群馬県)の建設工事を一時、凍結した旧民主党政権を自民党が批判したことについて「台風対応に懸命に取り組まなければいけないのに、批判すること自身がナンセンスだ」と反発した。
今回の台風で八ツ場ダムが稼働していなければ、被害は拡大していただろう。そのダムの建設工事を一時凍結しておきながら、その過去を反省せず、間違いを認めないと言っているに等しい。しかも批判そのものまで否定しているのは呆れるほど自分勝手で自己完結すぎる。
コンクリートから人へ
松山政司元科学技術担当相が八ツ場ダムについて「(旧民主党政権が掲げた)『コンクリートから人へ』というかけ声のもとで、紆余(うよ)曲折を経てきた」などと述べた。
コンクリートから人へという標語を掲げ、八ツ場ダムを無駄と切り捨てようとした過去は消せない。八ツ場ダムの役割が目に見える形で示されたことで、過去を批判されるのは当然のことだ。しかしそれを否定する旧民主党はまた同じことをすると言う事になる。旧民主党が再び政権を取れば、必要な公共工事が削られ、大きな災害でその付けを支払う事になりかねない。いや、実際には支払っているのかもしれない。それも人命で。
世代にもわたって対応しないといけない
安倍晋三首相は「財政負担は何世代にもわたって対応しないといけないが、同時に後世の人たちの命を救うことにもなる。そういう緊張感の中、正しい判断をしていくことが大切だ」
旧民主党には無かった視点だと思う。旧民主党政権があと一期続いていたなら、今回の台風19号の被害は目も当てられない状況だったかもしれない。
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