日本独自のインターネット文化とbiim兄貴の動画

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ごきげんよう。

「biim兄貴」に聞くRTA動画とネット文化への思い


「biim兄貴」に聞くRTA動画とネット文化への思い。タイムアタックに革命を起こした男は、電子の海に“うんこの墓標”を立てる
ニコニコ動画では「biim兄貴リスペクト」と銘打たれた1万9000件以上もの動画が投稿されており、それはほかのどこにも見られない日本の独自の動画文化のひとつとして構築されている。

biim兄貴の動画はDQやFFを何本か観ている。


そのほか「biim兄貴リスペクト」の動画もいくつか見ているが、なかでも「おやつ」さんの動画を多く見ている。




後悔しながらも投げ出さない


後期は適当に選んで、後悔しながらも投げ出さないをもっとーにしました。
──「後悔しながらも投げ出さないをもっとーに」。名言ですね。
 うんこの墓標を電子の海に建てようと、
 近いニコ生主たちにはいってあります。

時間がかかる面倒な作業の山を前に「後悔しながらも投げ出さない」を実践できるのは中々出来ないことだ。その努力の結晶を「うんこの墓標を電子の海に建てよう」と表現できるのはストイックといえるかもしれない。時間を懸けた分だけ、人は見返りを求めるものだが、それを品の悪い墓標とするというのは思い切りが良すぎるからだ。
 たとえ時代が進んでプレイできなくなっても、
 動画をみればシステムやバランスがわかるようにと。

志が低いわけではないところまで含めて本当にすごいと思う。

日本独自のインターネット文化


※日本独自のインターネット文化動画
ある映像内に登場する人物の演技、発言が注目を浴び、インターネット上で画像や音声を使ったコラージュやMADが流行、ミームとなることがある。日本の一部の界隈では、いわゆる「レスリング」シリーズや「真夏の夜の淫夢」などの成人向けビデオをモチーフにする流れが長く続いている。

正直な所、あまり詳しくは無い。有名になった絵や台詞を又聞きのような形で知っている程度だ。

積極的に情報収集する気にならないので結果そうなった。とはいえ、そういった動画に一切触れていないわけではない。civ4廃人として押さえる所は押さえている。


biimシステムの特徴


biim兄貴:
 biimシステムの特徴は、いくつかあるといわれています。
 1、左上に画面、右に解説欄、下にコメ欄、左下にゆっくり
 2.やってはいけなかった倍速
 3.上映会

レイアウトは機能的でとても見やすい。倍速はRTA動画においては新機軸だった。上映会は内容はさて置き、繰り返し作業へのアンチテーゼとして大いに支持したい。
biim兄貴:
 ふしぎ。
 まあ偶然ですねだいたい。
 RTAってのは、こう、もっとらくじゃないといけないんだ。

偶然とはいっているが、「らく」を目指した自然な発想からの必然の結果だったのではないかとも取れる。延々と同じ作業は見たくないのは誰でも同じだ。

粗製乱造がすぎる


──実際、「biim兄貴リスペクト」【※】が増えていきましたよね。先ほど調べたのですが、タグが付いている動画は1万9000件以上あります。
※biim兄貴リスペクト
biimシステムを採用した動画のこと。投稿者たちはbiim兄貴チルドレンと呼ばれることもある。例のアレを使っていない動画や、RTAではない動画も存在するが、biim兄貴自身は「申し訳ないがリスペクトの定義を固めるのは絶対にNG」と2014年にユーザーの生放送で答えている。
biim兄貴:
 粗製乱造がすぎる(直球。
 動画は墓標!
 くばるチャートは攻略サイト!
 それくらいのきがいがほしい。

ここでも志の高さを見せている。支持されるのにはそれ相応の品質が背景にあったことは、見せている気概からも伺える。biim兄貴リスペクト動画でも途中で見るのをやめたものもあるので、言いたいことは伝わってくる。

編集時間


──編集時間はどれぐらい掛けているんでしょうか?
biim兄貴:
 平均で動画1分に1じかんはかかります。
──じゃあ1本20分ほどなので、20時間ぐらいはかかりますよね……。チルドレンたちが「編集が一番つらい」と言っている理由がわかりました。

動画編集は時間がかかる。これは動画作成者の誰に聞いても賛同される共通認識だろう。以前に短い動画を作ったことがあるが、それでも相応に時間がかかった。動画1分に1じかんというのはいい目安だ。ヒカキンが「7分の動画を編集するのに6時間」というのが仕事が早いと話題になっていることを加味してもらえば動画作成に時間がかかることへの理解が深まると思う。

「草」や「微レ存」


そういえば女子高生などを中心に日本でも一般的に使われるようになった「草」や「微レ存」といった言葉は、日本独自のインターネット文化を汲むものであることが知られている。

「草」や「微レ存」については大まかには知っていたが、詳しいネタ元を知らなかった。知らなくても良かったと思うネタ元だった。良きにせよ悪しきにせよ、定着するものは影響が大きく、詳しいネタ元は問われないのは、いつでもどこでも同じなのだと改めて思い知らされる。biimシステムも定着すればネタ元が問われず粗製乱造に陥ったとも思える。今後はbiim兄貴を良く知った上で「biim兄貴リスペクト」動画が作られることを期待したい。

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