電力会社カードゲームをプレイした

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ごきげんよう。

電力会社カードゲームをプレイした


電力会社 (Funkenschlag) カードゲーム 完全日本語版を3人でプレイした。

電力会社カードゲームの概要と外観、プレイ感などをお伝えしたい。

電力会社カードゲームとは?


電力会社カードゲームとは、アークライト(Arclight)販売のカードゲームでボードゲーム電力会社の縮小カード版ともいえるゲームとなっている。なおボードゲーム電力会社は品切れでプレミアがついて価格が高騰している。ゲームの概要としては、プレイヤーが電力会社のCEOになり、発電所をオークションで入手し、発電に必要な資源を入手し発電して収益を上げるという内容だ。ゲーム終了時点で最も発電量の多いプレイヤーが勝利となる。

プレイ外観


説明書に例示されているので見て欲しい。
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上からCEO、発電所オークション、資源価格、資源という並びとなっている。
一番上のCEOはプレイヤーの手順を示しており、左から発電所オークション手番、右から資源購入手番の順序となっている。つまり発電所オークションに最初に入札できるCEOは資源購入が最後になると言う事だ。
次の資源価格は1,2,3,4となっており固定だ。通常は2,3,4のみで、資源備蓄の余剰が出た場合のみ1が使用される。
資源は石炭、天然ガス、石油、ウランの4種類で、ウランは量が少ない。

発電所オークション


発電所オークションは手番のCEOが指定する発電所がオークションにかけられる。最低入札価格で手番のCEOが入札し、ほかのCEOがその発電所が欲しい場合にはより高い入札価格でオークションに参加することになる。オークションの対象となる発電所は一列目の4枚のみで、二列目は補充待ちの状態で入札できない。落札されると代わりの発電所を山札から補充するが、最低落札価格順に並べ替えるので、入札できる発電所が何になるかは山札をめくってみなければわからない。
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資源購入


資源は発電所オークションとは逆の順番で購入していく。ただし1度の発電に必要な資源量の2倍までの備蓄が上限となっている。所謂「資源を枯らす」買い方には限度があると言う事になる。

発電


発電所に対応した資源を投入することで発電し、収入を得ることが出来る。最後のターンのみは発電で収入ではなく勝利点を得ることが出来る。それまでに得た収入は10収入で1勝利点にしかならないので、最後のターンに如何に大きな発電所で発電できる資源を用意できるかが勝負となる。

プレイ感


資源が4種類で発電所にエコ発電(資源不要)もあるので、3人では資源の被りが少なくなり、競争が生まれにくい。如何に発電量が高くて資源確保の容易な発電所を押さえるかが肝要となる。オークションでは一度落札すると同じターンでのオークションには参加できなくなるので、新しい発電所目当てにオークションから降りるかどうかを判断していくことになる。資源購入は発電所次第で発電所で使わない資源は購入できないので、資源が被らないと競争は起きない。やはりプレイ人数が4,5人は欲しい所だ。

初見プレイ


初見プレイでは見事に資源が3人で分かれたため、資源競争が発生しなかった。一部ルールの把握不備などもあったが、積極的にオークションに参加して吊り上げや落札をした結果、僅差で勝利できた。

第二回目プレイ


発電所に偏りが出たため、資源競争が発生した。また資源にも偏りが出たので備蓄があまりできず、最終ターンに発電できないケースも発生した。結果は1点差(収入差!)で惜しくも負けた。

印象的なオークション


プレイヤーによってオークションのスタイルの違いが明確に出た。オークションは1単位で入札価格を上げることが出来る。必ず1単位でしか入札価格を上げないプレイヤーと12に15を被せ、16に上げられて即座に20を被せる自分のようなプレイヤーの違いは面白かった。その実、予算ラインは決まっていてそれを超えると即座に降りる点は同じと言う所も面白い。電力会社カードゲームはオークションで大方は決まると考えて間違いないだろう。

不満点


一つ、明確な不満点がある。紙幣だ。
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他のカードと全く違い、薄っぺらいので非常に使い辛い。結局他のゲームのコイントークンを持ち出して代用した。電力会社カードゲームは面白いのだが、紙幣については改善の余地が大きい。多分2度と使わないこと決定だ。

満足点


プレイ時間が短く1時間かからずに終わる。悩むところはオークション位で他はスムーズに進むので、比較的軽いゲームに分類できる。細かいルールで把握しきれないことがあったが、2度目では補足できたので、さして問題ではない。いつ最終ターンになるかで勝負が大きく左右されるので緊張感もあり、終盤盛り上がるのも良い点だ。おすすめしたい。紙幣の代用品は用意しておいた方が良いが。

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