EVO Japan 2019鉄拳7優勝者から観るパキスタン

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ごきげんよう。

「EVO Japan 2019」鉄拳7部門

2019年2月15日(金)から17日(日)の3日間開催された格闘ゲーム大会「EVO Japan 2019」
鉄拳7部門で予想外の優勝者が出た。結果を確認してみよう。
格ゲーチェッカー「EVO Japan 2019」鉄拳7部門 結果
優勝 パキスタン Arslan Ash(一美)

パキスタン代表のArslan Ash選手が優勝している。日本で開催されただけあって日本人選手が多い中、唯一のパキスタン代表。予想されておらず、大いに話題となった。

格ゲー業界騒然!パキスタン人が異様に強い理由

格ゲー業界騒然!パキスタン人が異様に強い理由、現地で確かめてみた
今年2月、強豪ひしめく格闘ゲームの世界大会で、無名のパキスタンの若者が「番狂わせ」の優勝を果たした。さらに業界を騒然とさせたのは優勝後に放った一言。「パキスタンには強い選手が、まだまだいる」。まるで漫画のような展開。真偽を確かめるため訪れた現地で待っていたのは「ラホールの強心臓」「コンボの魔術師」「青シャツの神童」などの猛者たちだった……。

どうやらパキスタンは格闘ゲームの環境が急激に整ってきている上に若年層が厚いことで強豪がひしめく状況になったようだ。強豪が育つ条件がそろっているともいえる。日本でいえば今から28年程前「ストリートファイターII」がゲームセンターに登場した1991年で「スーパーストリートファイターIIX」が1994年3月登場なので、この数年後くらいに近い状況だと思われる。

パキスタンの国民の壁

アルスランさんが、次に目指したのは国際大会だった。転機は2018年夏。中東のプロ集団「vSlash eSports」が、アルスランさんの戦歴に目をつけた。スポンサーとして旅費を出してくれることになった。
 スポンサーが付くことには、旅費以外にも大きなメリットがあった。それは、海外のビザが取れるようになった、ということだった。治安が安定しないパキスタンの国民に対して、スポンサーや一定額の預金があることをビザの申請条件とする国が、いまも多いからだ。

ビザの申請条件がなかなか厳しいということが、海外に行くことへの壁になってしまっている。スポンサーがつくことで漸く解決でき「EVO Japan 2019」の出場に繋がったとは、本当に壁が厚いと感じる。

まだ見ぬ猛者

新星誕生の衝撃はさることながら、話題を呼んだのは、アルスランさんの勝利後のコメントだった。
 ――パキスタンには強い選手が、まだまだいる――
 ビザが取れないから大会に出場できないだけで、母国には知られざる猛者たちが潜んでいると、世界の強豪を前に言い放ったのだ。ネットでは「漫画の展開かよ」「世界には裏ボスがいる」と物議を醸した。

ビザの壁に阻まれている猛者がまだまだ居ることは、不思議とは思わない。格闘ゲームは強くなるには近い実力を持つ対戦相手がどうしても必要だからだ。Arslan Ash選手の強さの糧となった対戦相手が当然いるわけで、それは自然なことだともいえる。

ゴールデンウィークに大阪へ

ゴールデンウィークに大阪へ
 アルスランさんは近く、再来日する予定だ。
 招いたのは、ゲームの企画や実況も手がける日本の鉄拳プレーヤー・黒黒さん。「(アルスランさんの)実力が本物なのか、皆さん観たくありませんか?」とクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/141700)で呼びかけると、目標額の渡航費20万円が6日間で集まった。ゴールデンウィークに大阪で開催される催しに参加する見通しだ。

渡航費をクラウドファンディングで集めるのは時代を感じさせる。ゴールデンウィークに大阪で面白い催しが行われることを期待したい。

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