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中国でアフリカ豚コレラ感染16の省に拡大
【動画】中国でアフリカ豚コレラ感染16の省に拡大 死骸を路上放置か
中国でアフリカ豚コレラのまん延が深刻化している。当局は8日、南部福建省?田市城廂区で53例目となるアフリカ豚コレラ(ASF)の発生を確認したと発表した。当局によると、ASFの感染は8月3日に東北部遼寧省で1例目が確認されてから、現在16の省・直轄市に拡大している。
中国でアフリカ豚コレラは収まるところを知らず、なんと53例目。8月から3か月で中国内で広く拡大したことになる。
中国の上海から羽田空港に
中国の上海から羽田空港に到着した旅行客が持ち込もうとしたギョーザから、アフリカ豚コレラの陽性反応が出たと発表した。10月14日に到着した客が持っていた非加熱の手作りギョーザを遺伝子検査したところ、陽性反応が出た。旅客携帯品からのアフリカ豚コレラウイルス遺伝子の検出は今回で2回目。
日本へもアフリカ豚コレラの陽性反応が出るケースが水際で発生している。決して他人事ではなく、対岸の火事という状況だ。
予告されていた事態
中国でアフリカ豚コレラ感染拡大=米サイエンス誌
米誌サイエンス(21日付)は、ASFは中国東北部の4つの省で確認されたと報じた。中国農業大学の楊涵春教授はサイエンスに対して、中国は世界最大の豚肉生産国であるため、ASFの感染拡大は中国経済に「壊滅的な打撃を与えかねない」との認識を示した。
専門家は中国産豚肉の輸出に伴い、感染が世界各国に拡大すると強い懸念を示した。
記事は2018年08月22日。前述の記事は2018年11月10日だ。感染は拡大しており、「壊滅的な打撃を与えかねない」状態に近づいている。元はロシアから中国にウイルスが広がったもようだが、中国から周辺国への被害拡大も懸念される。現状で拡大していることが恐ろしいが、鎮静化と封じ込めを期待するほかない。
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