瓢箪から駒な事例で知識が増える喜び

gahag-0042615320-1.png
ごきげんよう。

瓢箪から駒

「涼宮ハルヒの憂鬱」のおかげで25年解けなかった数学の難問が解決されるかもしれない
海外の掲示板「4chan」での議論が、数学者を25年以上悩ませてきた「The Minimal Superpermutation Problem(最小超置換問題)」という難問を解決するかもしれないと、世界中の数学者から大きな関心を集めています。解決の糸口となったのは、テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエピソードの視聴順についてでした。

こういった瓢箪から駒が出るような話は大好きだ。世の中にあふれる様々な作品や物語が、ふとした切欠で別の問題の役に立つのは非常に面白い。類似する事例としては、日本のSF作家がウラシマ効果という一言で相対性理論が予言する現象を端的に表現するに至ったことなども面白い。

最小超置換

「最小超置換」とは、全ての組み合わせを内包した文字列のこと。
この問題が論文で提起されたのは1993年のことでしたが、25年以上かけてこの問題が解決されることはありませんでした。しかし、4chanの数学フォーラムで、nを14とするハルヒ問題の解法をきっかけに証明が投稿され、論文という形式ではないものの、最小超置換問題の解決の糸口となるのではと世界中の数学者から注目を集めてました。

ここでは最小超置換問題の解決の糸口としてハルヒ問題が注目されたという視点だが、逆に見るとハルヒ問題のおかけで最小超置換問題という数学の世界での難問を知る機会を得たともいえる。関心の範囲外の新しい知識が増えるのは、こういった思いもよらない関連性からの紐づけを辿れた時なのかもしれない。先のウラシマ効果を例にとれば、日本以外でもUrashima effectという表現が英語圏のSF界隈でも使われることもわずかながらだがあり、その説明のために日本の浦島太郎のストーリーが紹介される事例がある。

興味深い状況

コンピュータ科学者のロビン・ヒューストン氏は以前から最小超置換問題に取り組んでいた数学者で、ハルヒ問題を皮切りに数学の難問が解き明かされようとしていることについて「興味深い状況だ」と興奮しています。

切欠はなんであれ、自分の関心事に注目が集まることは喜ばしいことだろう。しかもそれが難問解明の光明に繋がっているのだから興奮するもの理解できる。瓢箪から駒な事例で知識が増える喜びは格別だろう。

この記事へのコメント


人気ブログランキングへ