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モルディブ大統領選
モルディブ大統領選、親中派が敗北した理由
親インド派の野党統一候補イブラヒム・ソリ氏が、現職で親中派のアブドラ・ヤミーン大統領を破り当選した。
モルディブの次期政権は、対中依存を減らすと公約している。
マレーシアに続き、親中国派が破れ政権交代となった。流石に中国が露骨すぎて各国共に気が付いたと言う事だろう。
中国の高金利有償支援
中国による近年のモルディブの公共事業への多額の投資により、モルディブの対GDP債務比率は、2014~16年の間に11.5%増えた。対外債務は2021年にはGDP比51%にまで上昇する見込みで、モルディブの政府歳入は約10億ドルであるのに対して、債務利子支払い額は、今後4年で毎年9200万ドルに上ることになる見込みだという。
明らかに異常な割合で、経済的植民地にするつもりだとみなされても仕方ないだろう。
スリランカで、中国の借款により建設されたハンバントタ港が、債務不履行回避のため中国側に99年間リースされるという事態になったのは記憶に新しい。
「うまい話で契約させるヤクザの手口を使う高利貸し中国」で以前取り上げているが、最近では「マレーシア前政権の汚職と中国」でも触れている。この流れはマレーシア高速鉄道がキャンセルになったことに加え、今回のモルディブの政権交代でより顕著になるだろう。
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