
(TVアニメ「オーバーロードⅢ」オフィシャルサイトより引用:画像)
© 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード3製作委員会
ごきげんよう。
アニメ「オーバーロードⅢ 第08話」を観た
オーバーロードⅢ 第08話「一握りの希望」を観た。
第六階層の闘技場へ転移したワーカーチーム・フォーサイトがアインズと対峙する第08話
ウジ虫と盗人
フォーサイトのリーダー、ヘッケランは謝罪をしてみるも、アインズの反応は冷めていた。
「そのうち食べようと置いていたものに蛆が沸いたら殺すのではなく、優しく解放するようなことをするのか?」
「いや、蛆は親蠅が悪いといえなくもないが、お前たちは金銭欲というくだらない欲望を満たすために墳墓を襲撃した」
アインズにとってのワーカーへの認識が解かり易く言葉にされたと言って良い。モモンの時にした質問でそれは間違いでないことも確認済みだ。弁解の余地は無く、親蠅のごとき責任者はいない。ウジ虫で盗人。嫌悪するのは当然だろう。同情の余地もない。
一握りの希望
ヘッケランは「許可」を得ていると言った。アインズに目に見える動揺が走る。一握りの希望だ。と同時に「下らん、ブラフだ、絶対にありえない」と否定するが「念のために聞いてやろう、だれが許可を出した」
これまでオーバーロードを観てきた人なら、アインズの苦悩と一握りの希望が見えたかもしれない。嘘に決まっているが、もしかしたら仲間に繋がる何かが得られるかもと。外見や安全の保障、そんな話をでっち上げながらヘッケランは「アインズによろしくと言っていましたね」とボロを出した。激怒するアインズ。いつものように鎮静化するアインズ。それでも愚痴を口にしたアインズ。見ていて心が痛む場面でもあった。一方はもう誤魔化しの利かなくなったフォーサイトに、もう一方は不快な形で仲間の不在を一つ確認させられたアインズに。
相手から目を背けるフォーサイト
交渉は終わり、剣と盾を持ったアインズとフォーサイトは戦闘に入る。連携は取れていて手数でアインズとなんとかやりあえるフォーサイト。
ただ、ここで一つ苦言を挟みたい。戦闘中に相手を無視して仲間の顔を観ながら話をするフォーサイトは警戒感も緊張感も危機感もなさすぎる。ドッジボールをしている小学生だって、対戦中は仲間の顔より対戦相手の顔を観ながら話すものだ。事前にフォーサイトでは勝てない相手だと演出されているのに、戦闘中のほのぼのとした会話はもう少し何とかできなかったのか。
戦闘ではなく実験と処刑
人の顔を見て吐く失礼すぎる場面は面白かった。そんなギリギリなアルシェだけは別行動で逃げ去り、残りはヘッケランにイミーナとロバーデイクの3人。剣と盾を捨ててフォーサイト3人を事も無げに無力化したアインズ。いつでも簡単に無力化可能だったのに戦ってみたりしたのは、要は戦闘ではなく実験であり、その後は処刑だったということだ。アルシェもシャルティアに処刑を命じたのでこれでフォーサイトへの実験と処刑は終わりだ。
狩人の供養
フォーサイトは狩人の供養として、それぞれ「有効活用」された。ヘッケランとイミーナは餓食狐蟲王の巣に。ロバーデイクは人体実験に。アルシェについては・・・声はエントマが、頭はシルクハット(頭飾りの悪魔)の一体が、腕はデッドマンストラグル(亡者のもがき)が、皮膚はデミウルゴスが、残りはグランドの子供たちの餌に。
バハルス帝国
既にワーカー全滅の報が届いているが、大きな動揺は無い。スケープゴート用の貴族は準備済みでナザリック地下大墳墓への謀略を知るのも限られたものだからだ。そこへドラゴンで乗り付けられ、周囲の兵士を瞬殺された衝撃はいかほど物もだったろうか。次回を楽しみにしたい。
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