キャッシュレスとキャッシュレスの次

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ごきげんよう。

キャッシュレス

気がつけばキャッシュレス社会 現金お断りの店も
キャッシュレスが進まないのは
・高い手数料
・利便性を正しく評価できていない無理解
・現金に対する高い信頼
の3点だと思う。
キャッシュレス決済比率について
日本(18%)は高い手数料、無理解、現金の高信頼の結果だろう。
韓国(89%)中国(60%)は手数料無料または1%以下、高い理解、現金の低信頼の結果ともいえる。

手数料

記事では「3%ほどの手数料」としているが、加盟店手数料7%といった場合もある。飲食店では5%程度、小売店では4%程度が相場のようだ。客に手数料を請求するのは規約違反なので、店側で負担するしかない。なお余談だが、加盟店手数料は料率交渉が可能なので手数料が高いと感じている経営者は料率交渉すべきだ。

そんな中で手数料無料のラインペイは魅力だが、QRコード方式が中国のようにスタンダードになるかは微妙かもしれない。顧客としてはスマホでの操作は必要なQRコード方式とカードだけで完結するキャッシュカードでどちらを使うかとなるとカードではないだろうか。顧客側にもQRコードにカードに勝るメリットが必要になると思う。

利便性

キャッシュレスは体験しないと理解は得にくい。現金お断りの試みは体験を促すという意味では良い試みだろう。小銭の管理をしないで済むという点だけみても楽なのは明らかだ。買い物の履歴を参照できれば家計の管理も楽になるだろう。かざすだけで決済が済む電子マネーならスピードも速い。さらにポイントの付与があれば顧客としては使わない理由が無くなる。

現金に対する信頼

偽造紙幣がほぼ出回らない日本では現金に対して高い信頼があるのは本来は良いことだ。しかし現金主義の要因になっていることはマイナスだろう。有価証券が電子化したように現金も電子化する時代となっていることを受け入れるべきだ。電子化による効率化で運用コストは下がり他のことにコストを使えるようになる。結果として品質の向上などが期待できるし、商品価格を下げる判断をする場合もあるかもしれない。

自動販売機などはさらにメリットが明らかだ。キャッシュレス専用なら現金の管理も機能も無くせるので商品管理だけで済むうえに盗難の恐れも大幅に減る。運用コストは現金管理から解放された上、一度に入れられる商品が増えることで下がるだろう。

キャッシュレスの次

世界はキャッシュレスに進むことは間違いない。その後に何が来るかも見据えておきたい。ポイントや仮想通貨が紐づけられて現金と同様に運用されるようになるだろう。いや既に運用されてはいるが、それは各社ごと、通貨ごとにバラバラだ。現金でポイントや仮想通貨を購入し、購入したポイントや仮想通貨でどこの国でも為替を気にせず買い物をする。今は一般的ではないが、それがキャッシュレスの次の普通になるのではないだろうか。

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