事前公表される改元の意義とシステム設計の問題

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ごきげんよう。

改元について

譲位の宣言により、事前に改元となる日程と元号が明らかにされるのは画期的と言える。
しかし、それをきちんと活用できなければ意義は薄れ、或いは失われる恐れがある。

譲位による改元の意義

改めて、天皇陛下譲位による改元の意義を確認。
1.今上天皇陛下の負担を軽減
2.崩御に依らないため、譲位改元を慶事として扱える
3.事前の元号公表による混乱の回避

1は現在の皇太子殿下へ公務を引き継げること。
2は譲位の日を祝日とすることができること。崩御となれば当然ながら祝日にはできない。
3は元号の改元を予め準備することで混乱が避けられること。

意義を理解してない無知層

新元号公表は平成31年4月1日を想定 改元の1カ月前 情報システム改修期間見込み
混乱の回避という意義を理解していない無知層が一部とはいえ政府にいることは嘆かわしい。新元号公表は一か月前ではなく一年前に出来ることで、やるべきことだ。来年のカレンダーを例にとっても新元号は記載できないことになる。来年の予定も新元号は直前まで使えない。混乱を避けるのための準備期間であることが理解できなかったのかと問いたい。

和暦の問題ではなくシステム設計の問題

省庁データ、近く西暦で統一…来春は間に合わず
簡単だと誤解されがちな、システムの「新元号」対応
複数のシステムが異なる年号で管理され連動しているため問題は複雑になっている。
最初から4桁の西暦で管理し表示には和暦使用可能という共通ルールがあれば対応は容易だった。つまり和暦の問題ではなくシステム設計の問題だ。共通ルールもなく個別に異なる基準で年号を管理するシステムを作り、無理矢理連動させてきた無駄を見逃してきた弊害といえる。

システムの「新元号」対応

共通ルールで同一基準の管理と連動が行える新しいシステムに全て置き換えるのが最善だ。対応期間が1年では厳しいかもしれない。一か月では話にならないだろう。2000年問題と比べるなら発生する問題は軽微だが、手間のかかる面倒な対応だろう。なお改元を想定したシステムであれば、設定ファイルに新元号と運用開始年月日を追加するだけで対応可能としているはずだ。やはりこれはシステム設計の問題だ。

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