
ごきげんよう。
海賊版サイトブロッキングについて
政府が海賊版サイトブロッキングについて緊急対策案をだした。
海賊サイトブロッキング、対象は「漫画村」「Anitube」「Miomio」の3サイト 法整備に伴い“静止画ダウンロード違法化”も視野に
政府の事実上要請「海賊版サイトブロッキング」 なにが問題なのか
海賊版サイトへのブロッキングに業界団体から反対声明--国民の権利侵害の恐れ
海賊版サイトブロッキングについての問題は以下の2点に集約されると思う。
1.児童ポルノと違い著作権保護に適用するのは法的根拠がない
2.検閲にあたるおそれがある
両方とも由々しき問題で簡単に実施されてはこの後に大きな影響を与えかねない。
一方で検索結果からの排除はブロッキング以外の方法で行われていたりもする。
「漫画村」が検索結果から排除、ハーレクインが申請
根本対策について
そもそもの話、海賊版サイトブロッキングで海賊版サイトの問題は解決するのだろうか。新しいドメインと名前で作り直すイタチごっごになるだけで解決しないと思う。実際にイタチごっごになる様相を呈している。
「漫画村」が改名か 挑発的な投稿繰り返すアカウントも存在
海賊版サイトの収益は無料配布で人を集め広告などで収入を得る形なので、広告主を何とかするべきだと思う。
「二度と掛けてくるな」 “漫画村”広告主への取材一部始終、広告は取材後に消滅 (1/2)
実際に取材の形での広告主への接触で海賊版サイトの広告が取り下げられる事態となっているのは注目に値する。根本対策はブロッキングよりも広告主の違法化だと思う。
商業サイトに期待すること
音楽業界がSpotifyのような大規模な音楽聴き放題サービスを実現していること、無料でもある程度の使えることで違法サイト対策としていることを参考にしてほしい。
月額定額の電子コミック・漫画読み放題サービス主要7サイトまとめ
また分裂している電子漫画媒体の統合や利便性の向上などについても一考してほしい。便利で使いやすく値段が抑えられ、違法サイトを利用するリスクのほうが高くなるというのが理想といえる。
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