純利益1兆円のソフトバンク「法人税ゼロ」
引用:ソフトバンク | Fumi Yamazaki | Flickr
ごきげんよう。
純利益1兆円のソフトバンク「法人税ゼロ」を許していいのか?
純利益1兆円のソフトバンク「法人税ゼロ」を許していいのか?
買収した企業の株を社内で売り買いして作った損を計上して、課税利益を作らないようにしている。国税の修正申告にも応じたうえで法人税がゼロというのだから、ソフトバンク側からすればむしろ「適法」のお墨付きをもらった格好になる。
このソフトバンクの事例から見えてくる問題点は大きく分けて以下の3つだと思う。
・合法的な法人税ゼロであるという点。
・法の抜け穴を塞ぐ努力を全くしていない点
・消費税が結果的に補填に充てられてしまっている点
合法的な法人税ゼロであるという点
今回の件のアーム社株は非上場株で、しかも子会社への売却です。ソフトバンクGが算出した時価評価額が適正なものかどうか、客観的に知ることは私たちにはできません。
これが合法と判定をされている時点でソフトバンクは許すほかない。
「『孫さんは日本の会社にちっとも投資していない。何か思いがあるのか』とよく聞かれる。悲しいことに、日本には世界でナンバー1といえるユニコーン(創業10年以内、評価額10億ドル以上の未上場企業)が少ないのが現実で、投資したくても投資できない」
ただどんなに言いつくろっても、結果をみれば税金も払わず、日本への投資もしていない。日本に還元をしないソフトバンクの方針や孫正義氏の発言には賛同できな…