求められるシステムと厚生労働省の役割
ごきげんよう。
厚生労働省が2社に行政処分
厚生労働省が2社に行政処分、774人日分のSE派遣で委託や委任装う
アクサスも同時期に別の派遣会社4社から受け入れたこの4人と業務委託基本契約と称する契約を結んだ。この4人をそのままオネストに送り込み、オネストの指揮命令下でシステム開発に従事させた。これも委託を名目とした派遣だと判断した。
今回問題となったのは孫請けではなく「準委任を名目とした派遣」という点だ。システム開発はこの手の問題は常態化している。
準委任を名目とした派遣
要するに準委託といいつつ、派遣として扱ったということだろう。この辺りの線引きは現場ではなかなか曖昧になりがちだ。裁量権があるかないかの話ともつながってくる。行政処分を受けていることから考えて、供給先が完全に仕切っていて供給元に指揮権を全く与えていなかったということだろう。準委任のはずが、言う事が全く受け入れられない理不尽でやりにくい現場だったに違いない。
求められるシステム
理想は自社開発で完結するのが望ましい。しかし実際には規模や納期や人材不足で如何しても他の会社との契約が必要となってくるケースがほとんどだろう。その場合でも孫請け、曾孫請けといったものは無くしていくべきだろう。中抜きや評価に対して待遇が未反映になるなどの問題が発生するからだ。ITがブラックと言われる所以はこの辺りにもある。準委任や派遣といった契約によっても問題は起こるのは今回の事例でわかるだろう。労働環境改善のためにも、厚生…