エミー賞授賞式から見える今後の映像コンテンツの主流

ごきげんよう。 アメリカのテレビ事情 アメリカのテレビ事情を確認してみよう。 アメリカのテレビは4大ネットワークABC、CBS、NBC、FOXと、その他独立系(ローカル、ケーブル、衛星放送、IPTV)にわかれる。4大ネットワークは広く浅くで、放送規制が厳しくなっている。独立系は割と好き勝手にやっているようだ。結果としてアメリカでは多チャンネル化が進んでいる。 ケーブルで有名なのはHBOだろう。セックス・アンド・ザ・シティやゲーム・オブ・スローンズ、以前に取り上げたローマなどを手掛けている。 エミー賞授賞式 ネットフリックス、アマゾン、HBOがエミー賞総なめ。俳優たちは「サンキュー、役者を救ってくれて」 「サンキュー、アマゾン!」というのを、最初の1時間で数回聞いた。「サンキュー、ネットフリックス、役者を救ってくれて」という俳優もいた。 9月17日夜、3時間に渡りネットワークテレビ局NBCで放送された、優れたテレビドラマに贈られるエミー賞授賞式の中継でのことだ。ドラマの視聴率でしのぎを削ってきたテレビ局よりも、アマゾン(Amazon)、ネットフリックス(NetFlix)のオリジナル作品が次々と受賞し、会場から驚きの声が上がった。 今回のエミー賞授賞式は、現在のアメリカで多チャンネルからオンラインストリーミングへ移行していることを象徴するようなものだったようだ。 ネットフリックスなどのストリーミングでドラマを見て、CMで中断されないことに慣れると、テレビ番組を見る気…

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