ブラジル博物館火災から学ぶ「転ばぬ先の杖」
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ブラジル博物館火災
ブラジル博物館火災、資金不足が原因と非難 デモも
ルイス・フェルナンド・ディアス・デュアルテ副館長は火災後の会見で「一度たりとも満足な支援を得られたことがない」と語った。
複数の専門家が何年も前から、建物に深刻な火災の危険性があると指摘していたという。
6月に承認された予算530万ドル(約7億6000万円)の近代化計画で、最新式の防火設備が設置されるはずだったが、実施は10月の大統領選後の予定だったと話した。
ブラジル国立博物館で大規模火災、「予見された悲劇」との指摘も
館内にはスプリンクラー設備がなく、財政面でも冷遇されていたことから、火災は「予見された悲劇」だったとの怒りが国民の間に広がっている。
火災は電気のショートか、もしくは紙製の手作りの熱気球が屋根に落下したことが原因の公算が大きいと語った。ブラジルには熱気球を飛ばす伝統があり、しばしば火災の原因となっている。
博物館は歴代の政権に無視されてきたと訴えた。副館長によると、6月に発表されたブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)からの2160万レアル(約5億8000万円)の融資には、皮肉にも近代的な防火設備の装備が盛り込まれていた。
予算額が若干食い違っているのはさておき、防火設備が設置された後なら火災自体を防ぐか、或いは被害を小さくできたはずだ。
防火設備が無い状態だったこと、複数の専門家が何年も前から危険性があると指摘していたこと。にもかかわらず放置され、…