いつものビールを探す楽しくも迷う日々
ごきげんよう。
ビールはお好きだろうか。酒がそもそも好きだが、ビールは場面を選ばず初手に飲めるので好きなほうだ。ビールは種類が豊富にあることもあり「いつものビール」はまだ見つけていない。
先にビールの種類の話をしておきたい。
日本の大手メーカーが主流として出荷しているビールはラガーだ。
原料に麦芽、下面発酵酵母、低温で長時間発酵といった要素がそろえばラガーといっていいだろう。
一方でラガーより歴史が古いのがエールだ。
原料に麦芽、上面発酵酵母、常温で短期間発酵といった要素がそろえばエールといっていいだろう。
なお、生ビールは熱処理をしていないビール、ドラフトビールは熱処理をしているものと日本では定義しているので、ラガーとエールとは全く別物だ。「とりあえず生」と注文すると生ラガーが出てくるのは日本のお約束という話だ。
発泡酒という区分もある。
原料の麦芽比率の低いもの、或いは麦・水・ホップと定められた副原料以外のものを使用したものが発泡酒になる。日本の酒税法上、麦芽比率「50%以上」「50%未満〜25%以上」「25%未満」で税率が変わる。発泡酒でも麦芽比率「50%以上」はビールと同じ税率になる。したがって、麦芽比率「50%以上」でも香辛料を含んでるものや果汁を含んだフルーツビールなどは発泡酒ということになる。薄いとか物足りないと言われてしまうのは「25%未満」のものだろう。
これまではラガーを主として飲んできた。好んでいたのはエビスビールだろうか。
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