漫画「オーバーロード3」を読んだ
ごきげんよう。
漫画「オーバーロード3」を読んだ。
躍動的。冒険者としての活躍である小説版の2巻の終盤からのクライマックスをメインにコミカライズしている。
見開き扉絵も当然クライマックス場面で盛り上がる。
2巻に引き続き、前巻のあらすじが挿絵を挟みながら丁寧に語られている。
作品固有の要素の詳細な解説も前巻同様に行われている。ほかの作品でも登場するようなものも含めて3つほど紹介されている。この3巻については、ズーラーノーンについて補説しているが「死の螺旋」については認識が変わる初出の記載があるので、アニメ版と小説版を抑えている人でも必見だろう。
2巻と異なり、今回は絵師対談は無いが作家対談は巻末に掲載されている。前回の作家対談は原作者丸山氏、今回はアニメ版の監督伊藤氏にそれぞれコミック版の脚本の大塩氏が質問する形で進められている。
2巻ではイラストが掲載されていたが、今回はコミック版の脚本の大塩氏が文、原作者丸山氏が監修した設定資料として、2138年の世界を環境、政治、治安、教育、娯楽という観点で語っているが、まるで映画マトリクスの手前のディストピアを連想させる内容だ。対談とあわせ、17ページにわたるのは異例のボリュームだろう。この設定についても小説版では触れられていないので、補完要素として是非押さえておきたい。
小説やアニメでは補足されなかったところも対談や設定資料という形で補完しつつ、小説2巻の冒険者と…