漫画「異世界居酒屋のぶ」を読んだ

ごきげんよう。 漫画「異世界居酒屋のぶ」を読んだ。 原作は小説家になろうに掲載され、書籍化され「異世界居酒屋「のぶ」 (宝島社文庫)」として出版されている。 書籍が収拾が付かなくなっている上、電子書籍が安くなっていたこともあり、最新巻4巻まで一気に電子版でそろえた。 小説家になろうの代名詞的なジャンルとして異世界物があるが、この作品も異世界物だ。そして異世界物では和食が一要素としてよく登場する。あえて分類してみる。 1.異世界で和食を再現する 2.異世界に和食に似たものが最初からある 3.異世界に日本から和食を持ち込む 4.異世界での和食の再現や持込を断念、または描写をしない 他に食自体に殆ど触れないというケースもあるが、大体はこのように分類される。 異世界居酒屋のぶは3に分類される。他の小説家になろう作品でも3のケースはあるが、異世界居酒屋のぶで特筆するべきは和食をメインとして異世界を一要素としていることだろう。 和食を通じての異文化コミュニケーションが主題となっている。異文化が外国か異世界かの違いですんなり受け入れられると思う。ジャンルは若干異なるが、日本と五賢帝時代のローマとの風呂を通じての異文化コミュニケーションだったテルマエ・ロマエに共通するところがある。 居酒屋ということで、目次もお品書きとなっている。 原作の小説の描写にかなり忠実で、画力も高い。キンキンに冷えたビールと熱々で湯気の立ったおでんを漫画で見ると満足度はとて…

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