小説「功名が辻」を読んだ

ごきげんよう。 小説「功名が辻」を読んだ。 面白い。 土佐国を納めた大名、山内伊右衛門一豊の生涯を描いた作品。作中ではぼろぼろ伊右衛門とまず言われているところから始まることからも、いかに功名を挙げていったかが伺える。 また織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕えて栄達している戦国時代を体現する人物の一人とも言える。それぞれの時期の状況に応じて相応の活躍をしていく様は中々に興味深い。 作中では伊右衛門の妻である千代も表現豊かに強く取り上げており、内助の功の語源ともなった活躍を描いている。見所の一つであるといえる。 司馬遼太郎の別作品である「竜馬が行く」の地元である土佐が関が原以前と以後にどのように変わったかが判るので、事前に読んでおくと歴史の連続性が理解でき、より面白く読むことが出来ると思う。 戦国時代の英雄である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の視点での物語も良いが、その配下である人物の物語も劣らないと評価できる作品といえる。おすすめ。

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テロ等準備罪の効果でシー・シェパード活動中止

ごきげんよう。 テロ等準備罪について、早速効果が出ている。 シー・シェパードが妨害活動を行わないとの声明を出している。 シー・シェパードが方針転換 日本の捕鯨船に... 過去に紹介した記事ですがこちらも。 民進党や共産党は日本を「テロ対策後進国」にしておきたいのか 「テロ等準備罪」法案とパレルモ条約締約の必要性 さらに、パレルモ条約締約の発効が8月10日にされており、シー・シェパードもリスクが高いと判断したのでしょう。 国際組織犯罪防止条約の受諾を閣議決定、発効は8月10日 テロ等準備罪に反対していた議員やメディアはテロが自由に出来る状況を維持するために支援していたと言われても仕方が無い実績が早速一つできました。 テロ等準備罪に反対していた民進党議員。テロリストの自覚でも在ったのか、亡命を示唆していますが、まだ亡命していません。早く亡命して欲しいです。

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北朝鮮のミサイルが日本列島の上空を通過

ごきげんよう。 北朝鮮のミサイルが日本列島の上空を通過した。今までとは一線を画す非常事態だ。 詳細を知らない方は産経新聞のニュースを確認してほしい。 北朝鮮が弾道ミサイルを発射 日本上空を通過 菅官房長官「これまでにない深刻かつ重大な脅威」 例えば、地震の事前速報なら避難路の確保や一時的に身を隠す、火元の点検や倒壊の恐れのあるものを支えるなどの対応で良いだろうが、ミサイルとなると個人での対応は限られる。 結局は北朝鮮に「打たせない」ように国として対応をしてもらうほか無い。個人として出来ることといえば、危機意識と実行力のある政治家、政党を選挙で選び、支持することくらいだ。 北朝鮮に擦り寄っている政治家や政党、またメディアが存在することも忘れてはいけない。これらを明確に不支持とすることも必要だろう。 個人的には後悔の無いように、美味い酒とかをちゃんと飲んでおこうかと思う。今日はマッカランを飲もう。

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トマトジュースで探求する甘さと塩加減

ごきげんよう。 トマトジュースは好きだろうか。 基本的には好きなのだが、どのトマトジュースがより好みかについては結論が出ていない。メーカーごとの違いから始まって、メーカー内のブランドの違いや食塩の有無など、意外と違いは多い。 トマトジュースにも流行廃りはあり、今の流行は「甘い」トマトジュースだ。各メーカーで甘さを強調した商品は出ているが、中でも甘いと思うのはカゴメのあまいトマトだ。 これまでの普通のトマトジュースとはかなり異なる甘い味で、好みは分かれると思う。塩の効いたさっぱりとしたトマトジュースも好きなのだが、甘党としてはこちらも捨てがたい。 甘いもの好きなら一度は飲んでみてはいかがだろうか。

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書籍「イスラームの「英雄」サラディン」を読んだ

ごきげんよう。 書籍「イスラームの「英雄」サラディン」を読んだ。 読み辛いが、興味深い。 まず、サラディンという偉人をご存知だろうか。日本の源平合戦、鎌倉時代にあたる頃、イスラーム圏で十字軍とやり合っていた時代のイスラームの英雄と言える人物で、イスラームで預言者ムハンマドの次くらいに偉人として知名度が高い人物である。 シヴィライゼーション4でもアラブの指導者として登場している。 読み辛い理由としては、地理、人名、宗教用語、固有名詞などが多いうえ、周辺を含めた歴史的背景が密接に絡んでいるので理解のための難易度が高いためだ。その分、イスラーム圏の歴史、十字軍がどういったものかが詳細に記載されている。 とはいえ、興味深い内容でサラディンの生涯を様々な視点で取り上げている。巻末には長い注釈や参考文献リストのほかに、地図や家系図、君主在位表、サラディン年譜が記載されており、詳細な調査の元にまとめられていることが伺える。 手軽にはおすすめできないが、シヴィライゼーションシリーズなどでサラディンの名前だけは知っているという方は、この機会に詳細を知ることに挑んでみてはいかがだろうか。

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エッセイ「のはなし」を読んだ

ごきげんよう。 エッセイ「のはなし」を読んだ。 身も蓋もない話で面白い 本の帯の煽りに「うんこをもらすと思う(本人談)」とある時点でお察しの内容です。 全82話のうちから、気に入っている話を一つ抜粋しようかと思います。 「芸人魂」のはなし ブッチャーブラザーズのブッチャーという芸人の話です。決してメジャーな芸人ではないのですが、伊集院光氏が大好きと明言する先輩芸人で、色々なエピソードが語られています。一つ挙げます。 「負けたらSM嬢にムチでおしおきじゃんけん3番勝負」で女王さまから「こんなにムチのリアクションが気持ち良い人は初めてです」 実際伊集院光出演のラジオやテレビでも取り上げたこと何度かあるほどで、収録されていないところで面白い事が起こると評価されているのが印象的でした。 他の話も面白いのでおすすめです。

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小説「無伴奏ソナタ」を読んだ

ごきげんよう。 小説「無伴奏ソナタ」を読んだ。 面白い。 オースン・スコット・カードの短編集。表題となっている無伴奏ソナタを含めて11篇の短編が収録されている。 無伴奏ソナタは純粋培養の天才音楽家が法律で人工的な音から隔絶される世界で、自然の中での創作を行っていたが・・・何を持って良しとするかを考えられる、天才と聴衆が織り成す音楽の物語。素直に喝采を送りたい。 そして短編版のエンダーのゲームも収録されている。映画化もされているので、ご存知の方も多いかと思う。戦術と戦略が入り混じるも薄ら寒さを感じさせる切迫した世界観を背景に、英才教育のなかで突出して才幹の高い子供が活躍する物語。活躍ごとに心躍る展開であり、結末は驚きをもって迎えられる。 他の短編も読み応えが有り面白い。おすすめ。

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加計学園報道に関する報道しない自由の実態

ごきげんよう。 テレビや新聞の報道について、最近どのように思われるでしょうか。 産経新聞が以下のような記事を掲載しています。 民主主義破壊するメディア 安易な「報道しない自由」の行使 加計学園の報道について、テレビがどのように報じたかの検証、新聞も含めたメディアについての批判の記事だ。偏っているというより一方的でというレベルで、「公正な報道」などする気が最初から無いと言われて仕方が無い内容です。 テレビや新聞の報道が一方的であるために、インターネット上でなければもう一方の主張をキチンと知ることが難しい状況であることは、加戸氏自身が「YouTubeで全て語られている」と発言したことが象徴しているでしょう。 報道しない自由によって、知る権利が侵害されているのが現状ということになります。であれば、偏ったテレビや新聞に依存せず、まともな報道機関やインターネットを活用しなければ、より大きな問題に誤った判断をしかねません。少なくとも選んではならない人を選挙で選ばないように自衛するべきでしょう。 ケント・ギルバートさんがツイートで意見広告の画像を掲載されているので、最後に引用させていただきます。 今日(8/22)の産経新聞と読売新聞の朝刊に、加計学園報道に関する「放送法遵守を求める視聴者の会」の意見広告が掲載されています。 pic.twitter.com/O5LkXjrUMh— ケント・ギルバート (@KentGilbert01) 2017年8月21日

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漫画「火の鳥 望郷編」を読んだ

ごきげんよう。 漫画「火の鳥 望郷編」を読んだ。 地球から気軽に他の居住可能な天体を購入し、行き来できる時代に恋人二人だけが無人の星に降り立ち始まる。 聖書をモチーフにしつつも、禁忌よりも繁栄と誓いを優先し奮闘し続ける、文字通りの全ての母となるイヴのような一人の女性の壮大な物語。産めよ、増やせよ、地に満ちよを体現したといえる。 見事に繁栄した歴史を重ねた星となった時、地球への望郷の思いが強くなった女性はついに戻ることを選ぶが・・・ 一方で、無人だった星は文明の誕生から成長、そして繁栄と終焉までが描かれている。火の鳥から庇護や介入が要所で行われているのも見所だろう。自然の圧倒的驚異と人知の及ばぬ不運の前に助力なしでの文明の発展は難しいのだと暗に語ってもいる。 ラストシーンは印象的だ。優れた文学作品が遥か未来にも残り続け、それをもって締めとするのは歴史の連続性と情緒の発露を同時に描く優れたものだと賞賛するほか無い。 文句なしのおすすめ。

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冷い麺類で新機軸、さっぱりしたざるラーメン

ごきげんよう。 夏は食欲が落ちていても食指が動く、冷たくてさっぱりしたものが食べたくなる時期。 ざるそば、ざるうどん、そーめん。実際良く食べていたが、この度同じ系列の別路線の商品を見つけた。 今更?と思う諸兄も大勢いるだろうが、今回が初見だ。 生麺のラーメンを冷たい付け汁でずるずると食べるのは、ざるそば、ざるうどん、そーめんとも違う感覚で面白い。ラーメンに多かれ少なかれある、こってり感がまったくなく、するりと食べ終われるのが良い。 夏の冷たい麺類に新たなラインナップが加わった思い。美味しいものを食べてこその人生なのです。おすすめ。

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