小説「月は無慈悲な夜の女王」を読んだ

ごきげんよう。 小説「月は無慈悲な夜の女王」を読んだ。 ロバート・A・ハインラインの名作。原題は「The Moon Is a Harsh Mistress」約50年前の作品だ。なお、物語は2076年を舞台としている。 邦題の月は無慈悲な夜の女王へのオマージュとなる作品名、作品内の章タイトル等々、意識してみると様々なところで見かける程度には影響は広く深い。似た語感のタイトルを見聞きした覚えが何かしらあるのではないかと思う。 物語は地球のみならず、月が開拓され人類が生活している世界として描かれている。月ではどのような生活を送っているのか。どのような統治が行われているのか。地球との関係はどうなのか。コンピュータはどのような進化をしたのか。それらを変革期の前後という時期で描いている。 古い未来像と侮ることは出来ない。人類が抱える問題点を月と地球を舞台として指摘している点は現代でも十分説得力がある。結局のところ、人間は政治とは無縁ではいられないし、資源の問題は付いて回るし、食べられなければ生きていけないということだ。 物語の中でシャーロックホームズを持ち出す場面がある。あくまでも名称程度ではあるが。出来ればシャーロックホームズを少しでも知ってから読んだほうが良いだろう。 またアメリカの独立記念日とそれに纏わるちょっとしたエピソードなども知っておくとより良いだろう。前提知識を共有しているという感覚は没入感が高まるからだ。現在の延長線…

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