映画「インターステラ 5555」を観た

ごきげんよう。 映画「インターステラ 5555」を観た ダフト・パンクと松本零士がコラボレーションして作成されたスペースオペラエンターテイメント音楽映画。一枚の音楽アルバムをそのままBGMとして、台詞なしで進められるアニメ映画。 宇宙と地球を舞台に派手に駆け回るアクションをこなしつつも、音楽をテーマとして扱いながら、細かいことは気にせずに大着地を決めるようなものとなっている。 音楽「「Daft PunkのDiscovery」」 音楽については、別途「Daft PunkのDiscovery」として発売されている。 音楽が主で映画が副と位置づけられるという意味でも面白い作品。是非一度は視て聴いていただきたい。おすすめ。

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アニメ「エロマンガ先生」第9話と第10話を観た

ごきげんよう。 アニメ「エロマンガ先生」第9話と第10話を観た。 プライベートピーチと淡い色恋ゲーム。面白い。 第9話では、山田エルフを主役兼ヒロインに据え、恋人のお約束事をビーチでこれでもかと積極的に背伸びをしてやってくるのは微笑ましくも楽しげだ。人物の背景としての両親や教育の話を判りやすく披露することで引き込まれやすくなるのも良いところだ。ロマンティックの雛形のようになっている場面で勝負したのは潔くて好感が抱ける。山田エルフを全力で好きになろう。 第10話では、千寿ムラマサを主役兼ヒロインに据え、赤面イベントをこれでもかと不器用に実直にぶつかっていく様は微笑ましくもドン引きだ。好きなことを好きだと明言できることは良いところだ。作家であることと作家のファンであるという別の観点から、これまでとは違う方針を打ち出していくのは見所だろう。千寿ムラマサを生暖かく見守ろう。 あと未成年相手に酔って絡んでる残念なのが居た気もするが、リアルでは絶対やってはダメだ。残念な大人は適当にスルーしよう。 引き続き見る予定です。

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漫画「レベルE」を読んだ

ごきげんよう。 漫画「レベルE」を読んだ。 常に想定の斜め上を行く面白さ。 HUNTER×HUNTER 34巻が発売され、連載も再開されたということで、改めてレベルEを取り上げてみる。 悪魔的な頭脳をもつ異星人のバカ王子と酷い目に合わされる人達の話。基本的には短編集だが、内容は非常に濃い。悪意や害意や悪巧みや冗談に異能を躊躇なく混ぜ込んでくるので、大体想定の斜め上を行く酷いことになる。アニメ化もされている。 3巻の巻頭にある作者のコメントを見るとアレな感じがして非常に不安を掻き立てられて良い。ハンターハンターの連載でもがんばって欲しい。 全3巻とお手軽。是非読むことをおすすめする。

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漫画「邪眼は月輪に飛ぶ」を読んだ

ごきげんよう。 漫画「邪眼は月輪に飛ぶ」を読んだ。 怖くて勇ましい。 うしおととらなどでお馴染みの藤田和日朗作品。 見られたら死ぬフクロウの話。SCPかクトゥルフ神話に登場しそうな理不尽且つ凶悪な能力である。人間を蹂躙しつくしていく様は怖いほどだ。 こういった化け物に対抗できるのはハイテクな軍隊ではなく、一部の勇敢な探索者であったりするというクトゥルフ神話を地で行く話しでもある。急遽パーティを組む形となり反目や誤解もある中で、専門技能と経験と勇気でことに当たる当事者達の奮戦には心躍るものがある。 どのように戦い、結末がどうなるのかは実際に読んで確認して欲しい。お勧め。

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小説「風よ。龍に届いているか」を読んだ

ごきげんよう。 小説「風よ。龍に届いているか」を読んだ 「隣り合わせの灰と青春」に続くベニー松山のウィザードリィ小説。 ウィザードリィ「リルガミンの遺産」「ダイヤモンドの騎士」を題材として「隣り合わせの灰と青春」とも繋がるものとして書かれている。面白い。 ウィザードリィをプレイ後に読むのを勧める訳 「隣り合わせの灰と青春」同様に読む前にウィザードリィ「リルガミンの遺産」「ダイヤモンドの騎士」をプレイしていれば没入度は大いに高まるだろう。知らない舞台の思い入れのないキャラクターではなく、良く知り尽くしている舞台で思い入れのあるキャラクターが活躍するするだから違いは歴然だ。是非プレイ後に読むことをお勧めしたい。プレイステーション1版のリルガミンサーガがもっとも手軽なのも変わらないが。 Kindleオーナーライブラリー対象作品 この小説も未プレイでも問題ないように、親切に書かれているが、「隣り合わせの灰と青春」は先に読んでからにしておきたい。こちらもKindleオーナーライブラリーの対象となっている本なので、Kindle端末があれば無料で読むことができる。 ウィザードリィの世界へ ゲームの内容がシナリオ部分もかなり色濃く反映されており、ウィザードリィの世界へどっぷりと漬かること請け合いだ。 ウィザードリィには、別のシリーズにキャラクターを転生させて遊ぶというシステムが存在している。「ダイヤモンドの騎士」はそれを前提につく…

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小説「隣り合わせの灰と青春」を読んだ

ごきげんよう。 小説「隣り合わせの灰と青春」を読んだ。 古典のコンピューターRPGウィザードリィを題材とした小説。 ウィザードリィにはいくつも出ているが、その原点ともいえる#1の狂王の試練場であり、迷宮最奥にいる魔術師ワードナ討伐を目指す。ゲームはシナリオ性は薄いが、小説では工夫がされており、十分に楽しめる。面白い。 読む前にウィザードリィ#1狂王の試練場をプレイしていれば没入度は大いに高まるだろう。是非プレイ後に読むことをお勧めしたいが現状でプレイしようとすると手段が限られてしまう。バーチャルコンソールやアーカイブスではなく、プレイステーション1版のリルガミンサーガがもっとも手軽という時点でお察しの状況となっている。 プレイする前に試練がある形だが、レトロゲームの魅力を発見する切欠にするのも良いだろう。 小説は未プレイでも問題ないように、親切に書かれているので、先に小説を読んでからプレイするというのも有りだ。Kindleオーナーライブラリーの対象となっている本なので、Kindle端末があれば無料で読むことができる。 著者のベニー松山はファミコン版の攻略本も書いていて、小説を実際にプレイしながら書いたとの逸話もある。自分のプレイが一つの物語になると思いながらゲームが出来れば楽しいだろう。 ウィザードリィの世界へ飛び込んでみてはいかがだろうか。おすすめだ。

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隕石で作った「流星刀」奉納のニュース

ごきげんよう。 隕石で作った「流星刀」奉納のニュースを見た。 隕石で作った「流星刀」奉納…小樽・龍宮神社 隕石でできた流星刀 小樽・龍宮神社に奉納 榎本武揚が制作 隕石で作った「流星刀」小樽・龍宮神社へ奉納 榎本武揚とは 隕石で作った日本刀という非常に興味を抱く題材だ。しかも元幕臣で維新後に華族になった榎本武揚が隕石を買い取って作成を依頼というのも面白い。作られた長刀2本短刀3本の行方も興味深い。 長刀は 天皇家と 東京農大に寄贈(東京農業大学・建学の祖 榎本武揚先生とは) 短刀は1本が戦時中に行方不明に。 富山市科学博物館付属富山市天文台にも1本寄贈(隕石は富山県で発見) 今回、小樽・龍宮神社に奉納(榎本武揚が建立) 不明の一本を除いて、明治維新後に天皇陛下に、さらに隕石が落ちたところと、榎本武揚ゆかり所に納まった。ゲームや小説で出てきそうな設定だ。 流星刀の波紋の独特さも美しい。切れ味はどんなものなのかも是非知りたいが、公開すらしないとのこと。すこし残念だ。 ロマンを感じさせる流星刀を家宝として受け継ぎ、最後に神社に奉納という締めは日本の独自さを示してくれた。末永く伝えて欲しい。

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映画「ラストサムライ」を観た

ごきげんよう。 映画「ラストサムライ」を観た 時代はアメリカ南北戦争と日本の明治維新直後という激変期。主人公はアメリカ南北戦争の英雄だが、自分を見失い酒浸りの生活をおくるが、政府に雇われ日本へ行く。明治維新後はサムライの価値が2重の意味で価値が損なわれた。一つは戦闘力。一つは地位。戦闘力では組織だった銃火力重視の平民の編成に劣り、明治政府の下に廃刀令により帯刀できるという地位も無くなった。映画のモデルとなったのは西郷隆盛が蜂起した西南戦争だろう。 サムライとは何か 重要な要素として挙げられるのは名誉と忠。それだけでは日本固有の概念では無い。武士道に含まれている要素として挙げられ、サムライの魅力を語るものの一つ、二つとしているに過ぎない。失われようとしているサムライとは何か。それをアメリカ人の視点から問い、それを示した作品。それ故に惹かれるサムライ映画。 役者の活躍 主演、助演とも演技が素晴らしい点もあえて言及したい。主演のトム・クルーズも酒びたりのクズから西洋のサムライまで、幅が広い良い演技だったし、渡辺謙の侍大将ぶりも貫禄が有り、真田広之は主役を食い気味の迫力だった。端役でも切られ役を長年務めてきた福本清三が強い印象を与える寡黙なサムライを演じていたりと、語ることが尽きない。個人的にトム・クルーズが大好きな点を置いておくとしても、素晴らしい作品なのでおすすめしたい。

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漫画「G戦場ヘヴンズドア」を読んだ

ごきげんよう。 漫画「G戦場ヘヴンズドア」を読んだ。 情熱的まんが道。 日本橋ヨヲコ作の漫画家青春群像劇。二人の主人公を中心に展開される漫画への情熱的、偏愛的な物語。絵描きや漫画家のみならず、全ての創作活動ついて、やりたい人、やっている人、迷っている人は一度は読むべき漫画だろう。絵や話の上手下手以前の話をこれでもかと突きつけてくれる。 情熱だけではなく、意思であったり、覚悟であったり、なにより人が大切であることを訴えかけてくる。 この漫画は全3巻だが、それぞれの帯に漫画家を題材にした漫画を描いている漫画家からのコメントが付いている。全て引用したい。 こいつらの情熱には背筋が凍り付く!漫画界が怖くなってなんか逃げ出したくなってくるぜ!!  島本和彦(燃えよペン、吼えろペン 作者) 昨日、海辺で小便をしている時、水平線に大きな虹を見つけ、ワシは思わず泣きました。じつにデカイものとはちっぽけなものの悲しみを吸い取ってしまう作用があるんじゃなぁだらーか。 ヨヲコちゃん、虹のように!!  土田世紀(編集王 作者) ”まんが道”をひた走る熱血の人間偶像!ひたむきに燃えて漫画にかける主人公がうれしい!  藤子不二雄A(まんが道、愛…しりそめし頃に… 作者) 日本橋ヨヲコ作品は他の作品のキャラクターも登場するクロスオーバーな世界観となっているので、G戦場ヘヴンズ…

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