星新一「明治の人物誌」を読んだ

ごきげんよう。 星新一「明治の人物誌」を読んだ。 非常に面白い。 ショートショートで有名な星新一による近代の人物列伝。人選からして紙幣の肖像画に載る著名人で一人一冊でも足りない偉人から、一般的には知名度の低い人物まで様々だ。十人十色というが正にその通りとなる十人が紹介されている。 中村正直 野口英世 岩下清周 伊藤博文 新渡戸稲造 エジソン 後藤猛太郎 花井卓蔵 後藤新平 杉山茂丸 たとえば、中村正直は教育者としての経歴があるが、紹介では主にスマイルズの「Self-Help」すなわち「自助論」の翻訳者としての側面に触れている。また新渡戸稲造については、中村正直との接点もあり「武士道」の著書との兼ね合いもあり、対比的で面白い。 杉山茂丸については、先に夢野久作の「父杉山茂丸を語る」を読んだほうが良いかもしれない。作品名の通り夢野久作の父親だ。本作でもその点は当然多く触れている。視点が違うので是非合わせて読んでおきたい。 派生的に読んでおきたい作品が広がるので、入門として大変おすすめな一冊。

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