小説「黒後家蜘蛛の会」を読んだ

ごきげんよう 小説「黒後家蜘蛛の会」を読んだ。 面白い。 ミラノ・レストランで「黒後家蜘蛛の会」という月1回の晩餐会が開催される。 黒後家蜘蛛の会のメンバーの1人がホスト役となり、ゲストを招待する。 そのゲストが、初老の男ヘンリーの給仕の元で食事をしながら謎を語る。 メンバーは謎の解決を目指すが・・・ 安楽椅子探偵ものの一話完結型で進む会話推理物語の短編集です。 第1話の「会心の笑み」はシンプルながらも場所と目的と手段の組み合わせで 痛快な報復が為されており、名作といえるでしょう。 また読者の指摘を反映して台詞を追記したとの「あとがき」も付いているところも注目です。 初見で指摘内容と同じ見解になったので、否定された後の「あとがき」で妙な一体感も味わえました。 各々の話は特徴だっていて、読んでいて引き込まれます。 結末の予想が正しく出来たときも、出来なかったときも楽しむことが出来ます。 1巻の最後12話の「死角」は第1話のある意味での対比とも言える作品で、 この作品の主人公の立ち位置というものを静かに語っている。 おすすめ。

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